10〜20歳代の若年層にクラミジア、性器ヘルペス、尖圭コンジローマが増加しています。
梅毒、淋病、性器ヘルペスに比べてクラミジア、HIV、HPV感染などは症状に乏しいです。
[ 1.クラミジア感染症 ]
クラミジアによる感染で自覚症状に乏しく、せいぜいおりものが多い、不正出血、腹痛などです。
放置しておくと骨盤内感染症を起こし、不妊症や子宮外妊娠の原因となります。
[ 2.淋菌 ]
クラミジアに次いで多いSTDですが、男性と比べて無症状(30〜50%)のことが多いです。
多量の黄色いおりものが出ます。放っておくと骨盤腹膜炎に発展することもあります。
[ 3.性器ヘルペス ]
単純ヘルペスウイルス(HSV)の性器への感染によるものです。神経節に潜伏し、疲労や月経時、免疫抑制時にそのウイルスが活性化され、再び神経を伝わって皮膚、粘膜に現れます。
感染の数日後、外陰部の掻痒感を感じ、まもなく強い痛みが出て、痛みのために排尿も辛くなります。38℃前後の発熱、外陰部には多発性の水泡形成し続いて潰瘍となります。
そ径リンパ節も腫れ、初感染の場合はそれらの症状が特に強いです。
[ 4.カンジダ膣炎 ]
カンジダは外陰や膣に常在菌として存在します。性交の他に抗生剤の服用、糖尿病、ピル服用などでも発症しやすいですし、疲れやストレスなどによって免疫機能が低下しているときも出現します。酒カス状のおりものと強い痒みが特徴です。
[ 5.トリコモナス膣炎 ]
トリコモナスという原虫の感染によるものです。
黄色の多量のおりものと痒みが出現します。
[ 6.尖圭コンジローマ ]
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で外陰部、膣口付近、肛門周囲などにできるイボで少々痒みを伴うことがあります。
性交により、60〜80%が感染し、潜伏期間は3週間〜6ヵ月間と長いです。
ハイリスクHPVは子宮頚がんとも関連するので、子宮がん検診も受けた方がよいでしょう。 |